ラクリノ特集SPECIAL COLUMN

はじめてのRPA開発物語③~「くっついてる!」~

2021.04.05

こんにちは。開発担当の橋本です。
前回・前々回は、「はじめてのRPA開発物語①・②」として、ひよっこだった私の失敗談を書きました。
※はじめから読みたい方はこちら→はじめてのRPA開発物語①

今回は、開発から1年が過ぎ、ある程度経験を積んだ私の体験談を綴っています。

開発をはじめて1年、新しい挑戦をすることに

RPA開発の経験を積み、自分なりの開発が身についた頃、新しい挑戦をすることになりました。
それは、RPAとOCRを組み合わせての開発でした。

OCRとは「手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読みとり、コンピュータが利用できるデジタルの文字に変換する技術」です。

今まで、RPA単体では紙ベースのデータを扱えませんでした。
しかし、OCRが紙から読み取った文字をデジタルデータとして保存することで、RPAでも間接的に紙ベースのデータを扱えるようになりました。

 

OCRを組み合わせたRPA開発、動作確認をすると・・・


今回の業務は、

① 売上明細(紙帳票)をOCRを使ってデジタルデータを作成。
② RPAがデジタルデータを読み取り、管理システムへ売上登録する。

というものでした。

まずは、紙帳票をスキャナーにセットし、OCRを行います。
「結構読み取れてますね」「難しい漢字もバッチリですね」などと話しながら、無事OCRは終了。

次はRPAの作業に移ります。管理システムへ登録していく作業なのですが…。

「ん?」

こういう声が担当者さんから上がると、開発担当である私はドキーっとします。
それは大抵、担当者さんがRPAのミスを発見した時だからです。

「このお客さんのデータがないですね…。」

慌ててRPAを止めて、管理システムを確認します。
確かに、一部のデータがゴッソリと登録されていません。

RPAを確認して見るも、問題なし。

では、OCRはどうか?
OCRが読み取ったデータを確認すると、一部のデータを読み取れていないことがわかりました。

一部のデータが読み取れなかった原因とは・・・?

なぜ、OCRが読み取っていないデータがあったのでしょうか?
売上明細が記載された紙をパラパラとめくってみると、紙同士がピタッと張り付いています。

「くっついてる!」

なんと、紙同士がくっつき2枚同時にスキャンされたため、読み取れなかったデータがあったのです!

あまりに初歩的なことだったので、担当者さんと笑いながら、
「これからは空気を含ませた後に、スキャンしたほうがいいですね」と話しました。

リリース日はレアな事象が起こりがち?

その後、念を入れて3回ほど空気を含ませた後にスキャンしたところ、すべてのデータを読み取ることができました。

事前に何回もOCRのテストは行っていたのですが、一度もこういったことは起きていませんでした。
こういったレアな事象に限って、リリース日に起きるのは何故なのでしょうか?

これからも、私とRPAの攻防戦が続きそうな予感です。

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